東京は急激に進化しつづけている部分と、ゆっくりと変化している部分が複合的に内在する都市です。外国人の方で10年に一回ペースで来日されている方は、『東京は来るたびに大きく変わっている。特に、ここ10年で街は様変わりした。』といいます。都心五区(港区、渋谷区、新宿区、中央区、千代田区)を中心とした中心部は、超高層ビルが林立するようになりました。これは、都市計画法の容積率の特例を生かした街づくりが進んだ結果です。
そして、これらの地域での開発は今も日々続いています。
一方、東京でゆっくりと変化している部分とは、昔ながらの下町です。いまだに、戦後間もないころに建築した木造住宅が数多く残り、懐かしい雰囲気を残しています。また、急激に進化しつづけている部分は忙しく、時間が早く過ぎて行くのと対比的に、下町では時間がゆっくりと進んでいきます。超高層ビルで働き、下町の自宅に帰るとすれば、正にタイムスリップするような感じです。しかし、これらの古い木造家屋も、都市の再開発に伴い、徐々に姿を消しつつあります。
防災の観点や都市機能の観点からは、合理的ですが、人情的には寂しさを感じます。
また、東京はコンクリートジャングルのように思われがちですが、街を歩けば、結構緑が多いと云う事に気付きます。皇居・東宮御所・日比谷公園・新宿御苑・明治神宮・といった大きな緑が数多く都心部に残っているのです。東京の街並みとは新旧・緑が入り混じった世界なのです。